村井養鶏場のこだわり
「さくら玉子」の味を守るための徹底したこだわり
村井養鶏場では「環境」、「エサ」、「衛生」の3つに徹底的にこだわって「さくら玉子」を生産しています。
実は玉子の生産性だけを考えると、外国産の鶏を育てたほうが玉子の生産効率は上がるのです。しかし昔から愛されてきた純国産鶏「さくら」が生む「さくら玉子」の風味は外国産の鶏では再現できません。それでも村井養鶏場が純国産鶏「さくら」にこだわるのは、昔から「さくら玉子」を愛していただいているお客様がいるからです。
私たち村井養鶏場は、昔からのお客様からの厚い信頼に応えるべく、「環境」、「エサ」、「衛生」の3つにこだわり、常に試行錯誤して良い方法を模索しながら「さくら玉子」の味を守っています。
ストレスなく育てるために、 昔ながらの環境を鶏舎で再現
村井養鶏場では、鶏たちが生活する鶏舎の環境をできるだけ自然に近い環境に近づけるよう心がけております。暑さ対策として屋根へ放水したり、屋根を開放してファン(扇風機)を回したりといった昨今の厳しい暑さ対策も万全です。
完全に空調を完備した鶏舎で育てることも可能ですが、そうすると純国産鶏が生きてきた生活環境とはまったく別物になってしまい、ストレスがかかる可能性があります。大切な鶏たちには、快適な環境で育ってほしいと願うからこそ、自然に近い、昔ながらの環境のなかでこだわりをもって育てております。
「地産地消」と質の高さで 選んだ契約農家の飼料米
村井養鶏場では、コープしがが掲げる「地産地消」のスローガンに共感し、とうもろこしが入手しにくくなったことをきっかけに、地元の契約農家の皆さまが村井養鶏場の純国産鶏にあわせて作っていただく滋賀産の飼料米を、メインの餌として与えています。
地元・滋賀産の飼料米以外にも、飼料メーカーさんのご協力のもと、大豆かすや魚粉といったたんぱく質、夏バテ防止のためのビタミン、冬場は寒さ対策のためのニンニク、カルシウムを強化するための飼料などを混ぜ合わせ、村井養鶏場で育てる鶏のための「オンリーワン」の餌にこだわっています。
さらにメインの餌となる飼料米は、農薬をできるだけ使わない「安心・安全」なものにこだわっております。
気性の激しい鶏のための「2羽飼い」
純国産鶏「さくら」の特徴のひとつが、気性の荒さです。闘鶏にも使われていた鶏の血筋を持っていることから、多頭飼いをすると、弱い個体が一方的にやられてしまう、といった事態が起こってしまいます。そのため、村井養鶏場では、2羽ずつケージに入れて管理・育成しております。2羽ずつにすることで、弱い個体が一方的に多数にやられてしまうことがなくなり、鶏同士の争いも減ることから、鶏たちのストレスの軽減につながり、結果的に生産性が上がるのです。
純国産鶏「さくら」にとってよりよい衛生環境を整えることが、生産性の高さとして人間に返ってくる、という良い結果となっています。